アルテ○○の学校

「アルテ〇〇の学校」は誰もが参加できる小さな発見の場です。
様々なテーマでゲストを招き、お話を聞きます。

次回の〇〇は…

アルテ〇〇の学校

第19回マルマルは(草)(木) ※定員に達しました。

草木の学校

日 時:
2020年6月14日(日)13:30~(受付13:00~)
ゲスト:
(有)緑花計画 代表取締役 笠康三郎さん
集合場所
ストゥディオアルテ(体験工房) 美唄市落合町栄町 アルテピアッツァ美唄内
参加費:
ひとり1200円(ポポロ※1000円) ※「アルテ市民ポポロ」については、こちらをご覧ください。 (交流会はありません)
定 員:
10名 予約制 (その他、オンラインでのライブ配信も予定しています。詳細決まり次第、お知らせします)
※6/13追記
ライブ配信のお申込み受付を終了しました。
たくさんのお申し込み、ありがとうございました。
予 約:※定員に達しました。 

<ゲストからのメッセージ>

「名もない雑草」などというものはなく、どんな植物にも名前があります。

世界共通の名前は学名で、ラテン語で標記され、主に形態的な特徴から名付けられています。我が国の植物にはすべて和名がつけられていますが、その由来は実に様々で、それを知ることによって、その植物が私たちとどう関わってきたかを知ることができます。北海道にはもう一つ、アイヌ名という貴重な財産があります。アイヌの人達は、その植物が暮らしにどう役立つかという視点から名前が付けられています。

植物の名前を覚えることは、結構ハードルが高いのですが、このように名前の由来を知ることにより、植物がより身近な存在になっていけば、自然と覚えられるかもしれません。この会は、そんなきっかけにしたいと思っています。

ゲスト:(有)緑花計画 代表取締役 笠 康三郎 Ryu Kozaburo

ルーツは熊本で愛媛県松山市出身。1972(S47)年に来道して以来札幌在住。物心ついた時から植物に親しみ、大学ではランドスケープと園芸を学んだのち、ずっと植物に関わる仕事を続けて来てきました。園芸から造園、緑化から植生保全、まちづくりからボランティア活動支援など、幅広く緑づくりや花づくりの活動を行っています。
http://sapporo-ryu.com/
http://blog.sapporo-ryu.com/

 

過去の『○○の学校』

(ピ)(ア)(ノ)の学校

 9月15日の日曜日、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄アートスペース(旧体育館)にて、「アルテ〇〇の学校 第18回マルマルは(ピ)(ア)(ノ)」を開催しました。

 今回、ゲストにお招きしたのは、北海道北見市出身のピアニストで、昭和音楽大学教授の川染雅嗣さんです。ピアノを習っている小学生やピアノ教室の先生、「ピアノは弾けないけれど興味があって」という方など、定員を超える38名の方にご参加いただきました。

 前半は、「ピアノがどのように誕生し、発展して、今のかたちになったか」「どんな仕組みで音が奏でられる楽器なのか」「ピアノ音楽の変遷について」などをお話され、知っているようで意外と知らないピアノの話に、参加者は興味津々、耳を傾けていました。仕組みの話の際には、実際にピアノをみんなで囲んで、実物を見ながら解説される場面もありました。
 そのあとは、川染さんによるピアノ演奏です。バッハ、ドビュッシー、チャイコフスキー…と古い年代のものから順に演奏され、短い時間の中で、ピアノ音楽による時間旅行をしたような気持ちになりました。

 そして、授業のあと、ピアノを習っているという子どもたちに、川染さんが「毎日鍵盤に触れることが大切だよ。そうしたら、だんだん手にピアノが馴染んでくるからね」と、優しく、真剣に語りかけている姿も印象的でした。

 川染さんのお話と実演に、ピアノの魅力を再発見された方も多かったことと思います。参加者の方からは「もう何年も触っていないピアノに触ってみようかな」という感想も聞かれました。川染さん、長時間にわたり、ありがとうございました。

第18回 ゲスト:ピアニスト
川染雅嗣さん Kawasome Masashi

北見市生まれ。4歳よりピアノを始める。1978年東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻卒業。在学中第24回文化放送音楽賞ピアノ部門において「音楽賞」を受賞する。同年8月ポーランド国立ワルシャワ音楽院(現ショパン音楽院)に留学。帰国後1981年5月の「帰国記念リサイタル」を皮切りに、数多くの演奏会に出演する。