第14回マルマルは(編)(集)

編集の学校

アルテ〇〇の学校 Vol.14

ゲスト:來嶋路子さん

日時
2018年9月23日(日)
場所
ストゥディオアルテ(体験工房)

 9月23日(日)、「アルテ〇〇の学校 第14回マルマルは(編)(集)」をストゥディオアルテ(体験工房)で開催しました。会場いっぱいの方々が、美唄や北海道内各地から参加してくださいました。

ゲストは、「ミチクル編集工房」の來嶋路子さん。1994年に美術出版社で働き始めてから、20年以上にわたって編集のお仕事をされています。
はじめに、本を作るまでの工程を企画~完成まで分かりやすく解説してくださいました。次に、來嶋さんが実際に関わって作られた本をいくつか紹介。美術の専門誌から絵本まで一貫して來嶋さんが心がけているのが「美術を分かりやすく、楽しく伝える」ということと、本を作るうえで大事なことが「まだ良い物ができる!」と期待し続けることだそうです。

 そんなふうに、東京でお仕事を続けてきた來嶋さんが、結婚や出産、そして東日本大震災の経験を機に2011年に北海道岩見沢市に移住。東京と岩見沢の遠距離での仕事も最初は苦労があったようですが、これも「個性になる!」とおっしゃる來嶋さん。今では2拠点から仕事の依頼があるとのこと。2015年に独立し、今年「森の出版社ミチクル」を立ち上げ、実際に山を買ったことを楽しく伝える本「山を買う」、北海道に来て蕗の薹が沢山あることに衝撃を受け作った、絵本「ふきのとう」を出版したりと、北海道ならではの本の制作もされています。最後は「みなさんもぜひ本を作りましょう!」と、手軽に本を作れる楽しさを紹介してくださいました。

 最初から最後まで一歳のお子さんを抱っこしながら(!)の講演でしたが、エネルギーに満ち溢れた來嶋さんのお話に、参加者の方もワクワクしながら聞き入っていました。來嶋さん、ありがとうございました!