基本理念

誰もがこころを広げられる芸術広場

 安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄は、今を生きる全ての人が、無心に、自由に、思い思いの時間を過ごすための芸術広場です。

 炭鉱で栄え、衰退していったこの土地の記憶、人々の思いを、場のエネルギーとして受け止める空間は、過去、現在、未来という時の流れの中で、静かに佇み続けています。そうしたかけがえのない空間となることを願いながら、美唄市と美唄市出身の彫刻家・安田侃によってこの美術館は作られました。

 広がる景色の中に置かれた彫刻が、自然と一体となって息づくこの空間は、見る人自身のこころを映し、自分との対話ができる場所です。この空間が、この地に変わりなく在り続けることで、誰もが安心して帰れる「こころのふるさと」として、未来に繋いでいくため、以下の理念を掲げます。

 

★自然と人と芸術の新しいあり方を模索し、提案し続けます。

★地域と人、人と人をつなぐ交流の機会を作り、交流の場となります。

★地域の文化、芸術、学術の振興に貢献します。

★土地の記憶を受けつぎ、読み解きながら、次の世代へ伝えます。

★彫刻家・安田侃の研究を通して、その彫刻の精神を理解し、後世に伝えます。

 

 ※この基本理念は、平成28年度より始められた「美術館会議」において、
将来の美術館の目指すべき姿を言葉にするため、美唄市教育委員会とNPO法人アルテピアッツァびばいが協力し、
まとめたものです。