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　「この子！そうそう！」「私の子どもの同級生なのよ！」
　安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄ギャラリー（木造校舎2階）の壁に栄小学校時代から残されている当時の児童の名前シールを見て、ふたりのお客さまがとても懐かしそうにしています。
　お一人は、ご自身も栄小学校をご卒業され、掃除では棒雑巾で雑巾がけをしたこと、近くの山でスキーをしたことを、もうお一人は、保護者として運動会で走ったこと、ご主人が小学校閉校時のPTA会長だったこと、閉校の時のお話などを聞かせてくださいました。　
　一見、何気なく残されているようにも感じる名前シールですが、こうしてどなたかの記憶を呼び覚ます大切な思い出の一部であることをあたらめて感じました。　　
　　
　ただ今、アルテピアッツァ美唄で開催中の企画展「記憶をつなぐ彫刻 ー 校舎の75年を振り返るー」は、栄小学校として建てられてから今に至るまで、75年の記憶が刻まれた木造校舎についてご紹介しています。
　会期は来週13日（月）までとなっております。会場の資料と併せて、様々な記憶の残る校舎の中もどうぞごゆっくりご覧ください。