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　安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄のギャラリー（木造校舎）は、美唄市立栄小学校として多くの児童が過ごした学び舎でした。先日、栄小学校で教鞭をとっていた方が当時の教え子や校歌のことを懐かしそうにお話しされ、また別の日には、かつて全道一のマンモス校だった「三井美唄小学校」出身という方がギャラリーにお越しになり、「もう自分が通っていた学校は取り壊されたけど、ここに入ったとたんに懐かしい！と思って。名残がある建物が残っていてくれて嬉しい」と言ってくださいました。
　ここで過ごした方たちからお話を伺う中で、美唄市には一体どのくらい学校があったのだろう？と気になり調べてみることに。今の人口は約2万1000人、小学校は4校、中学校が3校（美唄市HP参考）ありますが、炭鉱で栄えた最盛期の人口は約9万2000人、一番多い時で小学校22校、中学校10校（美唄市郷土資料館HP参考）もの学校が開設していたそうです。数字を見るだけでも、とても活気があったことがわかります。
　ギャラリーでは、栄小学校出身ではなくても「そうそう、昔はこういう床だったよね」「私たちの頃は教室が狭かったような気がする」と、生き生きとお話をされる方が少なくありません。出身校が閉校になってしまった方にとっても、ここはかつて学び舎で過ごした日々を鮮明に思い出すことができる空間なのかもしれませんね。