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　秋晴れとなった10月29日の日曜日、「秋のポポロウォーキング」を開催しました。ガイドをお願いしたのは、北海道立総合研究機構林業試験場の南野一博さん。今年は各地でクマの目撃が相次いでいることから、歩き出す前に本物のクマの頭蓋骨や爪の標本を見ながら、その生態や特徴をお話しいただきました。
　森の中の紅葉はちょうど見ごろで、ハルニレ、ハウチワカエデ、イタヤカエデなど、色とりどりの葉の特徴を聞きながら、落ち葉の絨毯の上を歩きました。種子の詰まったオオウバユリを振って「種飛ばし」をしたり、カナヘビやカエルを見つけたり…子どもたちにも楽しい発見があり、大人も一緒になって盛り上がりました。
　途中で動物の糞を見つけたことから、その見分け方の説明も。「クマの糞は匂いもなく食べたものがそのまま出ていて何を食べているかわかりやすい一方、キツネやタヌキは匂いがあり消化されていることが多い」「タヌキは『溜め糞（場所を決めて同じ所に糞をする）』の習性がある。それによって、ひとつの大きな糞に見えるため、クマの糞に間違われやすい」そうです。自然豊かな北海道で暮らす私たちにとって、ためになるお話もたくさん伺うことができました。

　そして、最後のお楽しみは、美唄産の野菜がたっぷり入った「豚汁」です。ストゥディオアルテで疲れた体を休ませながら、ホッと温まりました。今年はたっぷり2時間充実のウォーキングとなりました。南野さん、ご参加いただきました皆さん、楽しい秋の時間をありがとうございました。