BLOG

　安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄のギャラリー（木造校舎）は、1949年に建てられた旧栄小学校の校舎を再生しています。開校当時から残る木材も多く、木の廊下を懐かしそうに歩く方もいます。
　先日、建物の保全に関するお仕事をしているという方がギャラリーを来訪した時に「壁に貼られている木の高さが座った時の目線よりずいぶん高いから、きっと当時の子どもたちはすごく木の存在を感じただろうね」とお話していました。ギャラリーは廊下だけでなく壁にもたくさんの木が使われているので、その分、木の面積の広さを実感できます。
　ギャラリーに来る方たちは「ここは木のぬくもりを感じる」と言います。それは経年変化した表情豊かな木が多く使われている空間だからなのかもしれませんね。