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　先週の土曜日、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄ではクリーン会「落ち葉集め」のあと、「秋のポポロウォーキング」を開催しました。

　今回で8回目となる「秋のポポロウォーキング」、この日は20名ほどが参加して、北海道立総合研究機構の南野一博さんにガイドしていただきながら、アルテピアッツァ美唄の敷地内と近くの山の中を散策しました。

　ふと見ると、何本かの木に、鋭利な何かで切りつけたような跡が。「もしかして熊の爪痕…？」と一瞬ドキッとするような傷ですが、これはトドマツの木で、オスのエゾシカが角を擦りつけてマーキングした跡とのこと。その他にもエゾリスが食べ終えた松ぼっくり殻を見つけたり、姿は見えなくても、自然の中で暮らす動物たちの気配を感じることができました。

　また、道中のある地点では「ここで深呼吸をしてみてください」と、南野さん。深呼吸すると、カラメルのような甘い香りがしました。その香りの正体は、桂の木。葉に含まれるマルトールという成分によるものだそうです。参加者のみなさんは「本当に甘い香り！」「桂の木からする匂いなんだね～」と興味津々の様子でした。

　歩きながら、木の種類を見分けるポイントを聞いたり、落ち葉がたくさん敷き詰められた山道では、落ちている葉を何枚か拾って、「この葉っぱは何の木でしょう？」と、落ち葉クイズをしたり…1時間半ほどのウォーキングはあっという間でした。

　たくさん歩いて体を動かしたあとに待っていたのは、美唄ポポロの農家さんからいただいた野菜を使ったカフェアルテ特製豚汁です（この時だけの特別メニューでした！）。旬の野菜がたっぷり入った豚汁に、心も体もホカホカになり、みなさん笑顔で帰っていかれました。ガイドをしてくださった南野さん、参加してくださったみなさん、ありがとうございました。