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　昨日から安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄ギャラリー（木造校舎2階）では、あべゆうこさんと夜宵さんによる、スクラッチアートと点描画の2人展「月を食む」が始まりました。
　最初の部屋には夜宵さんの点描画30点あまりがずらりと並び、無数の点で表現された世界観は神秘的です。点描画のタロットカードのコーナーもあります。次の部屋にはあべゆうこさんのスクラッチアート20点が展示され、月をあしらった作品などが様々な表情をみせています。スクラッチアートはクレヨンでさまざまな色をつけた上を黒く塗り、ひっかいて下の色が浮かび上がるという技法。色の魔法のようです。

　この展覧会は、札幌などで活動するお二人を知る本間彩子さんが美唄での2人展をと企画しました。どちらの作家さんも月をテーマとした作品を多く制作されており、11月8日の皆既月食にあわせてこの時期の開催ですが、夜の時間が長くなったことを実感するこの季節にふさわしい展示をぜひゆっくりご覧ください。

「月を食む」は11月6日（日）16時まで（4日は休館）。