‘出来事’ カテゴリーアーカイブ

強風のあとには

投稿日 2019-01-16

 昨夜から、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄のあたりではゴウゴウと大きな音を立てて、強い風が吹いていました。
 今朝、屋外にある彫刻を見ると、どの彫刻にも白い雪が吹き付けられていました。帽子をかぶっているようだったり、タスキをかけているようだったり、何ともユーモラスです。
 四季の中でも、冬のアルテピアッツァは特に表情豊か。一期一会の風景を楽しみに、温かくしてお越しください。

タイへ行ってきました

投稿日 2019-01-10

 北海道の空の玄関口、新千歳空港から、タイ・バンコクへ直行便が就航しています。タイでは北海道は人気で、安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄へも団体やグループ、家族で来られているのを見かけます。
 昨年5月には、その直行便を利用して来道したタイの芸術家10名が美唄に滞在し、アルテピアッツァ美唄で北海道の芸術家と交流して制作活動をおこない、桜まつりに参加しました。そのご縁で、12月に北海道の芸術家がタイに招待され、アルテピアッツァ美唄スタッフも同行させていただきました。タイ北部のナーン県にある「ナーン・リバーサイド美術館」を拠点に芸術交流がおこなわれ、日本とタイの芸術家グループの作品が展示されたり、芸術家グループに よる共同制作や地元の中学生とのワークショップが開催されました。

 自然豊かな森に囲まれた約2万㎡の敷地にある美術館は、屋外スペースにカフェ、ショップ、ゲストハウスが点在し、居心地の良い空間でした。冬の北海道からは想像できない強い日射しと真っ青な空の下、つややかな葉が生い茂る敷地の一角で中学生の皆さんにアルテピアッツァ美唄やイタリアの大理石の石切り場の写真を見せながら、アルテの「こころを彫る授業」の様子を紹介しました。その後、近くを流れるナーン川で産出する「石鹸石」を自由に形作る彫刻に取り組みました。子どもたちは、削ったり彫ったりにすっかり夢中でした。
 約1週間の滞在期間中、寺院や博物館、大学を訪ねる充実した時間を過ごし、タイの芸術家の皆さんと美唄での再会を期して別れました。

第30回アルテの森語り

投稿日 2018-12-23

12月23日 冬至の昨日、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄内カフェアルテで「第30回アルテの森語り」を開催しました。2008年から始まったこの朗読会も、今回をもって一区切りということで、会場いっぱいのお客様がお越しくださいました。
 はじめに、この森語りに数多くゲスト出演してくださった安藤千鶴子さんによる朗読です。森語りの思い出話のあと、流れるように朗読が始まりました。クリスマスにちなんで、オー・ヘンリー作「賢者の贈り物」。外の雪景色を見ながら聞く安藤さんの落ち着いた声、皆さんすっかり物語りに惹きこまれていました。
 次に、ドイツからかけつけてくださったチェロ奏者のフリーデリケ・キーンレさん。今回は、第一回のゲストとしても参加してくださったチェンバロ奏者の明楽みゆきさんと共に、G線上のアリアなどを披露してくださいました。
 最後は、全30回に出演12月23日した磯田憲一さんによる朗読です。演目は、第一回目と同じ藤沢周平作「小ぬか雨」、森語りファンの方々にとっても思い出深い物語だったのではないでしょうか。最後の一節では、ゆっくりと一つ一つ言葉を確かめるように語り、30回の節目に相応しい朗読となりました。

 終演後、磯田さんの前にサプライズで30回をお祝いするケーキが登場し、会場も和やかな雰囲気に包まれました。そして、磯田さんから今までの思い出と感謝の言葉を述べつつ「これからは違う形を考えていますので、また皆さんと時間を共有できればと思います。」と締めくくりしました。12月23日
 その後の交流会では、冬至かぼちゃにお雑煮、そして沢山の差し入れがテーブルいっぱいに並び、参加者同士、名残惜しくも楽しい時間が過ぎていきました。

 今回で「アルテの森語り」は一区切りとりましたが、今後形を変えて、また皆さんとお会いできることを楽しみにしております。今までお越しくださったゲストの皆さん、参加してくださった皆さん、お手伝いしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。

「冬もすてき!」

投稿日 2018-12-09

 先日、あるお客さまが「また来ました!」とギャラリーで声をかけてくださいました。
 この方が初めて安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄を訪れたのは、今年の夏。訪問先の札幌で偶然アルテピアッツァ美唄のことを知り、訪れてくださった方でした。その時、「こんなにいい場所だと思いませんでした」と感激され、1日中ここで過ごされていたのが印象的で、こちらもすぐに思い出しました。
 この日は、ストーブで温まりながら、「紅葉も見たかったけれど、この時期になってしまいました。でも、冬の風景もとてもすてき!」「美唄市はいい街ですね。いつか移住したいです」と笑顔でお話しされ、こちらまで嬉しくなりました。
 自然と彫刻が調和するアルテピアッツァ美唄は、季節ごとに風景が変わります。二度、三度と訪れるたびに違う風景と出合えるはずです。冬の間も開館していますので、温かくしてお越しくださいね。

アルテ〇〇の学校 第14回マルマルは(編)(集)

投稿日 2018-09-26

9月26日 9月23日(日)、「アルテ〇〇の学校 第14回マルマルは(編)(集)」をストゥディオアルテ(体験工房)で開催しました。会場いっぱいの方々が、美唄や北海道内各地から参加してくださいました。

 ゲストは、「ミチクル編集工房」の來嶋路子さん。1994年に美術出版社で働き始めてから、20年以上にわたって編集のお仕事をされています。
 はじめに、本を作るまでの工程を企画~完成まで分かりやすく解説してくださいました。次に、來嶋さんが実際に関わって作られた本をいくつか紹介。美術の専門誌から絵本まで一貫して來嶋さんが心がけているのが「美術を分かりやすく、楽しく伝える」ということと、本を作るうえで大事なことが「まだ良い物ができる!」と期待し続けることだそうです。

 そんなふうに、東京でお仕事を続けてきた來嶋さんが、結婚や出産、そして東日本大震災の経験を機に2011年に北海道岩見沢市に移住。東京と岩見沢の遠距離での仕事も最初は苦労があったようですが、これも「個性になる!」とおっしゃる來嶋さん。今では2拠点から仕事の依頼があるとのこと。2015年に独立し、今年「森の出版社ミチクル」を立ち上げ、実際に山を買ったことを楽しく伝える本「山を買う」、北海道に来て蕗の薹が沢山あることに衝撃を受け作った、絵本「ふきのとう」を出版したりと、9月26日北海道ならではの本の制作もされています。最後は「みなさんもぜひ本を作りましょう!」と、手軽に本を作れる楽しさを紹介してくださいました。
 最初から最後まで一歳のお子さんを抱っこしながら(!)の講演でしたが、エネルギーに満ち溢れた來嶋さんのお話に、参加者の方もワクワクしながら聞き入っていました。來嶋さん、ありがとうございました!
 アルテ〇〇の学校、次回は11月11日(日)「(メ)(ガ)(ネ)の学校」です。詳細が決まりましたらホームページ、ブログでもお知らせします!

アルテの風景を

投稿日 2018-09-03

 9月に入り、吹いてくる風が少し冷たくなってきました。

 今日の午前中、美唄市内の小学校4、5年生が図工の授業で安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄に来てくれました。テーマは「風景画」で、アルテの中で見える風景を画用紙に描きます。最初に「いろいろな描き方がありますが、今日はこの方法で…」と先生から説明がありました。
 まず、「空」と「地面」の境目をよく観察します。それらを大雑把に色分けをして絵の具を塗り、乾いたら、鉛筆で彫刻や木々などを描き込んでいく…という方法です。

 薄く水で延ばした水彩絵の具で、「空」と「地面」を色分けします。地面というと、平坦な面をイメージしますが、山の稜線のような曲線の場合もあります。生徒たちは自分が描きたい風景をよくよく観察して、その境目を慎重に描いていました。
 疲れたら、休んで(と言っても、みんな広場を駆け回ってましたが)、また自分の画用紙に向き合って、風景を見て、時間いっぱい集中して描いていましたよ。同じ彫刻でも、丸い感じに描く子、シャープに描く子、曲線を大胆に描く子…それぞれに特徴があり、自由に描くおもしろさも感じられる授業でした。

スタディ・ツアーで

投稿日 2018-08-25

8月25日 23日(木)、今年の1月に「エクセレントNPO大賞」市民賞を受賞(詳しくは1月のブログで)したことをうけ、エクセレントNPO事務局の皆さん、協賛企業の野村ホールディングス株式会社や住友商事の皆さん、計6名の方々が、受賞団体である当NPOが管理・運営する安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄をスタディ・ツアーとして訪れてくださいました。
 雨予報も外れ、快晴となったアルテピアッツァ内を、アルテ創設のきっかけや彫刻家・安田侃さんの思いなどお話しさせていただきならがゆっくりとご案内しました。その後、場所を体験工房に移し、当NPO理事長の磯田憲一から「ここは入場料をとらない世界でも稀有な美術館です。第3のふるさとのような存在になれれば。」と運営理念についてのお話をさせていただき、その後NPOの事業でもある「こころを彫る授業」を体験してもらいました。意見交換会も行い、時折、皆さんから「年間の予算は?」「企業からの支援はありますか?」などと具体的な質問が飛び交い、有意義な交流の場となりました。
 その後、2基の立坑やぐらが保存されている「炭鉱メモリアル森林公園」へ行き、市役所職員の方から炭鉱の歴史についても紹介があり、アルテピアッツァ美唄へと繋がっている、美唄の歴史を知っていただきました。最後には、名物「美唄焼き鳥」を食しながら自然と意見交換会の延長戦(?)となりNPOの運営について、それぞれの立場からの熱い議論が交わされました。今回の交流を通して、私たちも学ぶことが多かったです。お越しいただいた皆さん、ありがとうございました。ぜひまた、お待ちしております!

あじさい

投稿日 2018-08-05

8月2日 ここ一週間ほど、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄ではあじさいが咲いています。朝、園内の作品を清掃しに森へ足を踏み入れるたび、うす紫色の見事なあじさいが目に飛び込んでくるのですが、今日はお天気もよく、木漏れ日がちょうど一輪のあじさいに当たって、なんとも言えない美しい瞬間を見ることができました。
 本州では、6月から7月にかけて梅雨の時期に咲くあじさいですが、北海道では今時期となります。彫刻散策にお出かけの際は、こちらもお楽しみください。

図工の授業で

投稿日 2018-07-06

 先日、美唄市内小学校の図工の授業で、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄に12名の児童が訪れてくれました。
 造形作家・のぞえきょうこさんが担当する授業の一環で、この日のテーマは、自分の“気持ち”や“感じたこと”を立体造形で表現すること。
 最初にみんなで安田侃さんの彫刻を見てまわりました。アルテスタッフの案内で、彫刻に触れたり、ぐるりと彫刻の周りを歩いてみたり、「この彫刻をみて、どんな感じがする?」などとお話をしながら見てまわり、ストゥディオアルテ(体験工房)へ。
 いよいよ、粘土を使って、立体造形の制作です。蒸し暑かったこの日、「今、感じている『暑い』を 形にしてみよう」といったウォーミングアップのあと、「きれいな立方体を作ってみましょう」「その立方体の一部をくり抜いて、それをまたどこかにくっつけてみよう」とのぞえさん。何をするのかな?と思ったら、これによって、道具の使い方を学ぶことができるのです。
 最後に、それぞれ、「アルテの中に自分が創った彫刻を置くとしたら…」というお題で作品を創りました。かわいらしいもの、細かい細工のあるもの、ダイナミックなもの…個性豊かな作品が出来上がりました。
 粘土をこね始めてから作品完成まで、1時間以上の長丁場でしたが、どの子もとても集中して制作していましたよ。子どもたちの視点や表現は新鮮で、私たちスタッフにとっても学ぶことが多い時間でした。

ポポロミーティング&ポポロパーティ

投稿日 2018-06-25

6月23日 6月23日(土)、安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄で「ポポロミーティング&ポポロパーティ」を開催しました。
 ポポロミーティング「アルテ市民集会」は、年に一度アルテ市民ポポロが自由に意見交換をする場です。最初の30分は2017年度のNPO法人アルテピアッツァびばいの活動報告を行いました。次に、「スタッフが語る『アルテの作品の今』」と題して、イタリアで8年間文化財修復の研究と実務経験を積んだアルテスタッフが、画像を交えながらアルテの屋外彫刻の現状についてお話ししました。天翔の丘の白大理石「天翔」のコーティングの状況や北海道ならではの冬期間の保全の課題、これから出来る対策などについて 詳しくご紹介しました。みなさん、関心を持って真剣な表情で聞いてくださいました。続く「全体ミーティング」では、アルテの作品や空間の維持、収支構造についての意見・議論などが行われ、専門的な視点でアルテを語った6月23日トークを通じ、今までと一味違う、「バトンの先」を見つめることができたように思います。
 ミーティング終了後には、 ポポロの交流の場を、と初めて「ポポロパーティ」をカフェアルテで開催しました。カフェスタッフの手料理を囲んでポポロ同士語らう時間は楽しく、あっという間に夏至の長い夜は更けていきました。
 ミーティング&パーティにご参加いただいたみなさんありがとうございました!

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